ハイブリッド車モデルの事例

 

  電気系と機械系が複合したシステムの例として、ハイブリッド車の事例を示します。
      機械系の簡易車両モデルに、バッテリと電動・発電機モデルが組み込まれています。



 モータ発電機の基本となる実測データからモデルを構築することが出来ます。
        それぞれのマップをモデルに組み込み、または、場合によりカタログ値を当てはめます。


モータ発電機の回転数・トルクによる効率曲線      モータの界磁電流・誘起電圧・回転数の特性


バッテリの端子電圧・電流・負荷による充放電特性
      温度特性もマップで組込みが可能。


          バッテリの端子電圧・電流充放電特性                                  バッテリの温度特性

   


        運転操作系を自由に設定できます。                  エンジンの回転数・トルクマップを差し替えします。


 走行試験結果グラフ
   ハイブリッド車に運転操作入力を加えて走行試験した事例。
     実行速度は、実時間の150倍(10msec標本)での結果です。


 グラフにおいて、10sec 〜 80secくらいまでは電動機走行、90sec 〜 190secは発電機走行を示しています。
    解析精度は、効率の実行結果が実測マップ値と比較して約0.5%、端子電圧の同定値(容量と電流 変動)が実測マップ値と比較して約0.7%、温度補正値が最大で約1.7%になっています。 入出力特性からパラメータを決定する同定モデルを用意できます。
  計測データや実験値からパラメータを算出する計算事例(逆モデル)

 

 計算事例の解説(黄色のデータから青色パラメータを決定)     精度の良いモータ発電機モデルとするために、予め決まっているパラメータと、計測して得られる入出力データから、モータの効率曲線(右下図)により、効率ηが求まり、各所の電圧値から、インピーダンスZを計算することができる。

(株式会社ダイモスの開発内容を紹介しています)

 

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